「7月中に導入される予定の第3レルム(realm)がどんなものかよくわからない!」
「これまでのレルムとの違いや導入の課題を知りたい!」
「チェーンやAPE靴って?」

この記事では、こんな疑問をもつ人の悩みを解決するために書きました!
- STEPN (ステップン)の第3レルム(realm)の概要
- STEPN (ステップン)のレルム間の3つの基本ルールとエナジー共有
- STEPN (ステップン)の第3レルムにおけるAPE靴の配布企画のまとめ
- STEPN (ステップン)の第3レルムに関する課題について



7月中に導入されることが急遽発表された第3レルム。
第2レルム導入時にはバブルを引き起こしてしまい、STEPNの経済圏に大きな影響を与えてしまいました。



そのため、この第3レルムをスムーズに導入できるかが、今後の第4・第5レルムの今後を大きく左右します。
レルム間のつながりにおける基本ルールなどを理解し、第3レルムに入るか否かを慎重に判断して賢くプレイしていきましょう!
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STEPN(ステップン)の第3レルム(realm)の概要



第3レルムの概要は、以下のとおりです。
実装時期 | 2022年7月18日19時(日本時間)に実装 |
チェーン | ETH(イーサリアム) ※第1レルムはSOLチェーン・第2レルムはBNBチェーン |
靴の名称 | APE靴 |



第3レルムのスニーカーはAPE靴と呼ばれ、これまでのレルムと異なる特別なデザインやコレクション性が期待されています。
注目していた人も多い第3レルムのチェーンは、ETH(イーサリアム)です。



ETHには、ほかのチェーンに比べて以下のようなメリット・デメリットがあります。
【メリット】
①多くのブロックチェーンのサービスなどのプラットフォームになっており、幅広く利用できる
②歴史が長いチェーンなので信頼できる
【デメリット】
①ガス代と呼ばれる手数料が高い
②ネットワーク混雑による遅延に対する懸念



ETHは幅広い場所で利用できることや信頼性があるので、「次に導入されるのはETHチェーンだ!」という予測をしている人は多くいました。
チェーン…暗号資産やスマートコントラクトにおけるプラットフォーム。SOLチェーン、BNBチェーン、イーサリアムなど色々なチェーンがあり、それぞれ特徴が異なる。また、各チェーン上で色んなアプリやサービスが開発されています。
そもそもレルムとは?これまでの第1・第2レルムとあわせて解説!
レルムとは、運営が目指すSTEPN全体の(STEPN-verse)の中の、チェーン内に別個存在する経済圏を指します。



これだけだとイメージしにくいと思いますので、より具体的にお伝えします。
7月に第3レルムの導入がされるまでは、レルムは以下の2つのみでした。
・第1チェーンである「SOLチェーン」の中にある、第1レルムである「SOL側STEPN」 ・第2チェーンである「BNBチェーン」の中にある、第2レルムである「BNB側STEPN」 |



全体像やレルムの位置付けのイメージをもつために、以下の図を参照してみてください!


STEPN全体(STEPN-verse)を地球に例えるなら、それぞれのレルムは独立した国に例えることできます。



そのため、SOL側のSTEPNを「S国」、BNB側STEPNを「B国」と呼ぶ人が多いです。
今回導入された第3レルムは、ETHチェーンの頭文字をとって「E国」と呼ばれています。



なお、レルム間の基本ルールは以下の3つです。
①エネルギーは特定の条件下でのみレルム間で共有(エネルギー共有)あり
②GMTはレルム間で共有あり
③ゲーム内のユーティリティトークン(GSTなど)は、レルム間で共有なし



レルム間では、GMTは共有されますが、GSTなどは共有されません。
なお、①のエネルギー共有については、このあと詳しく解説していきます。
STEPN(ステップン)のエナジー(エネルギー)共有って何?



エナジー共有とは、違うレルムのエナジーを共有して使える仕組みです。
レルム間を超えてエナジーを共有するものなので、「エナジーブリッジ」ともいいます。



エナジー分離が導入される以前は、第1レルムと第2レルム間で無条件にエナジー共有が認められていました。
具体的には、一時期高騰したBNB側の靴を1足でも持っていれば、SOL側の靴8足を用意することで、BNB側でもSOL側でも9足分の「9」(45分間)エナジーで歩くことができたのです。



当時は、SOL側よりもBNB側の方がGSTの価格は大幅に高かったため、この不均衡がBNB側にバブルをもたらしました。
具体的には、SOL側の経済圏では靴の購入などの消費が行われる一方、BNB側の靴の複数所持する動機が失われ健全な経済圏の成長が阻害され、ミントがミントを呼ぶBNB側のバブル経済を生み出したのです。



その問題点を踏まえ、現在は一定の条件下でのみ認められるように変更がかかり、エナジー共有をしばるルールが設けられました。
エナジー共有の詳細を知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。


STEPN(ステップン)の第3レルムにおけるAPE靴ドロップ企画のまとめ



第3レルムにおけるAPE靴ドロップ企画をまとめると、以下のとおりです。
・GenesisスニーカーホルダーおよびBAYCホルダーは、OG APEシューボックスがもらえる
・BAYCホルダーは、OG APEシューボックスをミントコスト無料で作成可能(期間: 7/7~7/15)
・靴バーンによって2段階アップ靴を手に入れたユーザーは、APEシューボックスがもらえる
・靴バーンしたユーザーの中から抽選で2,000人に、OG APEシューボックスを配布
・BNB側のOGスニーカーホルダー (BNBチェーンのNo20,000〜30,000までの靴の所有者)が当該靴を1回バーンすると、1つOG APEシューボックスがもらえる
・TwitterやInstagramの抽選会に参加したユーザーから、抽選で12人にCommonのAPEシューボックスを配布
これまでよりも大規模で対象者の多い企画になっています。



このことから、運営もさまざまなドロップ企画を導入して、第3レルムの初期ユーザーをできるかぎり多くしようとしていることが伺えます。
ジェネシススニーカー…SOLチェーンのジェネシススニーカーはスニーカーG1〜G10,000、BNBチェーンのジェネシススニーカーはG10,001〜G20,000。すべてのジェネシススニーカーには、識別のために「G」マークが付いています。
BAYC(Bored Ape Yacht Club)…世界で人気が高い有名なNFTコレクションの一つ。類人猿をモチーフにした猿のイラストのNFTが特徴です。
STEPN(ステップン)の第3レルムに関する課題
第3レルムについては、最初の導入時にどれだけ多くのユーザーが取り込めるかが重要になります。



これは第3レルムにかぎらず、新レルムが導入された際に必ず問題になることであり、どれだけユーザーが移動する仕組みを構築できるかでそのレルムが伸びるかの命運をわけるのです。
前述したとおり、運営はAPE靴のGiveaway(無料配布)の企画を次々に打ち出しています。
運営の狙いは、第2レルム時に導入されたASICSコラボ靴と同様に、APE靴を第3レルムで流通させて新規ユーザーを多く取り込みたいという狙いがあるからです。



BNBバブルが破裂した後に初となるレルム(第3レルム)の導入は、STEPNの今後を左右する大きな分岐点になります。
なぜなら、この第3レルムにおいてユーザーを引き込める施策を打てるかどうかは、これからの第4・第5レルムが続いていけるかの重要なターニングポイントになるからです。



BNBバブルの始まりと崩壊について気になる人は、以下の記事で詳細を確認してみてください。


STEPN(ステップン)の第3レルムを理解し、参入可否を慎重に検討しよう!



前回の第2レルム導入時にはバブルが生じ、初期に参入したユーザーは大きく稼げたものの、バブル前に参入したユーザーは大きなマイナス被害を受けました。
そのため、第3レルムに入ろうかどうか悩んでいるユーザーも多いのではないでしょうか。



第3レルムやこれまでの状況をしっかり理解すれば、自分の現状で参入すべきかどうかをある程度の論理的に決定ができます。
レルム間のつながりにおける基本ルールや、経済圏の課題を理解し、第3レルムに入るかを慎重に判断してください!



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