「ブロックチェーンゲーム(BCG)やNFTゲームとかって最近よく聞くけどなに?」
「ブロックチェーンゲーム(BCG)とこれまでのゲームの違いにはどんなことがあるの?」
「ブロックチェーンゲーム(BCG)の課題や具体的にどんなゲームがあるのか知りたい!」

この記事では、こんな疑問をもつ人の悩みを解決するために書きました!
- ブロックチェーンゲーム(BCG)とは
- ブロックチェーンゲーム(BCG)と従来のゲームとの3つの違い
- ブロックチェーンゲーム(BCG)になるまでのゲーム史とこれからの展望
- ブロックチェーンゲーム(BCG)の3つの課題や将来性
- ブロックチェーンゲーム(BCG)代表ゲーム5選
最近よく聞くブロックチェーンゲーム(BCG)、聞いたことはあっても具体的にどんなゲームを指すのか知らない人は多いのではないでしょうか。



ブロックチェーンゲームとはどのようなゲームなのか、従来のゲームとの違いは何かなど、具体的なゲーム名を出しながら解説していきます。
ブロックチェーンゲームは、ゲーム業界における重要な変革であるだけにとどまらず、社会全体の構造を大きく変えるような革命的な存在です。



「いきなりゲームの話から社会の革命とかいきなり言われてもまったくイメージがわかないんだけど!」と感じると思います。
そこで、この記事ではその結論に至るまでの流れも含めて丁寧に解説していきます!
【Ajihuraiプロフィール】
・ブロックチェーンゲーム「JobTribes」にて世界大会2連覇
・NFTゲームでの総獲得賞金3,500万円以上
・日本最大級のNFTゲームギルドLGGに所属するトップゲーマー
・NFTゲームの第一人者としてBSテレ東の番組にも出演
・NFTゲームを攻略した男として日刊ゲンダイで特集
・プロモーション動画はこちら(PR Timesのリリース)
ブロックチェーンゲーム(BCG)とは?



ブロックチェーンゲーム(BCG)とは、その名のとおりブロックチェーンの仕組みを用いたゲームです。
ブロックチェーンの仕組みを活用することで、ゲーム内で稼いだ通貨を日本円などに換金することが可能になります!
(ブロックチェーンについては、このあと簡単に解説します)



ゲームで稼いだお金を現実世界の通貨に変えるという発想。
それがブロックチェーンゲームで実現される、Play To Earn(ゲームをプレイして稼ぐ)という考え方です。
NFTの仕組みを活用して遊ぶゲームであることから「NFTゲーム」。
ゲーム(Game)要素とお金を稼げる金融(Finance)要素があることから「GameFi(ゲームファイ)」などと呼ぶ場合もあります。
ゲームするだけで稼げるなんてそんなにうまい話があるの?と思うかもしれませんが、実は世界では遊んで稼げるゲームがすでに数多くあります。



有名なゲームとして、たとえば以下の2つがあります。
・2021年に東南アジアで大ブームとなった「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」
・2022年に日本のTVでも取り上げられた「STEPN(ステップン)」
コロナで仕事を失った人がAxie Infinityというブロックチェーンゲームで生計を立てていた話は、検索すれば無数に出てきますよ!



それでは次に、そもそもブロックチェーンとは何かについて簡単に説明します。
完璧に理解する必要はないので「ふ〜ん、そんなもんか!」と読んでみてください!
そもそもブロックチェーンとは何か?
「ブロックチェーン」とは、一つひとつのブロック(取引履歴)を、暗号技術により1本のチェーンのようにつなげて、正確な取引履歴を維持する仕組みです。



ブロックチェーンを詳しく説明するとそれだけで1つ記事ができてしまうのでここでは割愛しますが、以下のブロックチェーン3つの特徴は押さえておくようにしてください!
①情報の改ざんがほぼ不可能
②デジタル資産の価値の移転ができる
③追跡可能で誰でも閲覧可能



上記の3つの特徴により、ブロックチェーンゲームでは、安心してゲームをプレイしながらお金を稼ぐことができるのです。
ブロックチェーンゲームと従来のゲームの3つの違いは?



ブロックチェーンゲームと従来のゲームでは、以下のように大きく異なる部分があります。
・ゲームをプレイするだけでお金を稼げる
・ゲームアイテムやキャラクターが資産として残る
・不正・チートプレイはほぼ不可能



ほかにも色々と違いはありますが、ここではとくに重要な3つの違いにしぼって解説していきます。
ゲームをプレイするだけでお金を稼げる



ブロックチェーンゲームと従来のゲームの最大の違いは、「ゲームでお金が稼げるようになった」ことです。
昔は一人で楽しむだけだったゲームも、人とのコミュニケーションを楽しむものになり、今ではゲーム内で恋愛や結婚まで楽しめるようになりました。



ゲームでお金を稼ぐというと、eスポーツが頭に浮かぶ人が多いのではないでしょうか?
たしかにブロックチェーンゲーム以外でも、eスポーツなどの賞金が出るようなゲーム大会などでお金を稼げるようにもなりました。



しかし、以下の点で多くの人にとってeスポーツで稼ぐのは現実的とは言えないでしょう。
・格闘ゲームやスポーツなどの対戦ゲームにジャンルが限定されている
・自分の好きなゲームでゲーム大会が開かれていない場合も多い
・賞金を獲得できるのは上位入賞者(10位程度まで)に限られ、いわゆるプロゲーマーと呼ばれるほどに多くの時間を投入した人しか得ることができない
・ゲーム外の大会に出る必要があるので、純粋にゲームを楽しんでるだけでは稼げない



ブロックチェーンゲームでは、ゲームをただ楽しんでるだけでも、基本的には誰でもお金を稼ぐことができます。
また、入賞者に賞金が出るような場合でも、その数は10人程度といった規模ではなく、多い場合では数万人が賞金獲得できるような仕組みになっています。



難しいことを考えなくても、ゲームをただ楽しんでいるだけで自然とお金が稼げるのは、ブロックチェーンゲームの大きな特徴です!
ゲームアイテムやキャラクターが資産として残る



ブロックチェーンゲームでは、ゲームで手に入れたアイテムやキャラクターなどを、NFT(世界に一つだけのデジタル資産)として自分の資産として保有することができます。
自分の所有物を店で売るのと同じように、NFTマーケットと呼ばれる場所でNFTが売買され、日本円に変えることができるのです。



これまでのゲームでは、どれだけ価値のある道具を手に入れても、ほかのゲームで利用することはできませんでしたし、ゲームが終了すればそのアイテムもなくなってしまいました。
しかし、NFTとなったアイテムやキャラクターなどは、ゲームがなくなっても自分の資産として保有することができますし、ほかのゲームに持っていったり、売買したりすることができるのです。



この辺りのとてもワクワクする話については長くなるので、記事の後半でより詳しく解説していきます!!
不正・チートプレイはほぼ不可能



ブロックチェーンゲームでは、いわゆるチートプレイなどはほぼ不可能です。
前述したブロックチェーンの技術が使われているので、ゲームの情報を書き換えるなどの不正行為ができないからです。



ポケモンのレベル100モンスターの量産に始まり、ステータス数値の改ざんや自分が苦労して手に入れたアイテムを無限に増殖させる行為など。
チートプレイをほかの人がやっているのを見ると、純粋にプレイしているのがバカらしくなってしまいますよね。
そういった不正なチートプレイができない仕組みは、真面目にやりこみをしている人にとっては非常にありがたいのではないでしょうか。
ゲーム時代の移り変わり【ゲーム史を振り返る】



ゲームの時代は、大きく以下のように移り変わってきたといえます。
①【Pay to Play】ドラゴンクエストやスプラトゥーンなど
②【Free to Play】スマホなどで手軽に遊べるゲーム
③【Play for Watch】YouTubeやeスポーツなど動画配信
④【Play to Earn(P2E)】ブロックチェーンゲームのAxie InfinityやSTEPN
Pay to Playより新しいPlay to Earnのほうがすぐれているとかそういう話ではなく、新たなゲームの楽しみ方や現実世界に及ぼす役割が一つずつ増えてきたと考えてください。



つまり、時代とともに
「タダで楽しめるゲームも出てきた」
「ゲームを仕事にすることもできるようになった」と、
ゲームの可能性が少しずつ広がってきた歴史であると理解してみてください!
①【Pay to Play】ドラゴンクエストやスプラトゥーンなど



ゲームの最初のモデルは、ゲームを購入したりゲームセンターでお金を払ったりしてゲームをプレイする「Pay to Play」の時代でした。
ゲームを楽しむためにはお金を払うことが必要であり、ゲームセンターで遊ぶガンシューティングゲームやぷよぷよといったゲーム。
家庭用ゲーム機で、ドラゴンクエストやスプラトゥーンなどのゲームをプレイして楽しむ場合が該当します。



最も長く続いているゲームの時代ですので、ゲームといえばPay to Playを連想する人は世代を問わず多いのではないでしょうか。
②【Free to Play】スマホなどで手軽に遊べるゲーム



スマホなどを利用して無料で遊べるのが「Free to Play」のゲームです。
ゲーム自体は無料で提供していますが、ゲームを有利に進める場合や、より楽しむためには課金が必要な場合が多いです。
ソーシャルゲーム(ソシャゲ)として、ランキングでほかのプレイヤーと競ったりアイテムを奪い合ったりして、ユーザー同士で遊べるような仕組みになっているゲームが多いのも特徴の一つです。



現在のゲーム業界全体の収益の半分以上を占めていると言われており、若い人の中には、このFree to Playモデルのゲームしかやったことがない人も多いのではないでしょうか!
③【Play for Watch】YouTubeやeスポーツなど動画配信



動画をスマホで見るのが当たり前になった近年、人に見せるのを目的としてゲームをする「Play for Watch」の時代がきました。
You Tubeなどの動画配信サービスで、すご技を披露したり、ゲーム実況をしたりする人が増えてきています。
それにともない、その人たちが配信する多種多様な動画を娯楽として見る人も急激に伸びています。



自分ではゲームをやらないけど見るのは好きな人、
自分でゲームをプレイする時間がとれない人、
ホラーゲームなど自分ではできないゲームを見たい人、
推しのゲーム実況をひたすら見たい人、などなど
Play for Watchは多くの人のニーズを満たしており、ゲームに関連する人を急激に増加させています!
プロゲーマー同士が対戦するeスポーツの分野でも、最近では動画配信で見られるのが当たり前になってきています。



見る娯楽の一つとして、ゲームが再認識された時代になったといえるでしょう。
④【Play to Earn(P2E)】ブロックチェーンゲームのAxie InfinityやSTEPN



ブロックチェーン技術がゲームに導入されたことによって、ブロックチェーンゲームが誕生しました。
そのことにより、ゲームをしながら稼げる「Play to Earn」の時代に突入しました。
これまでのゲームは、その人にとってどれだけ有意義であっても、周りからは「時間の無駄でしょ!」などと言われることも多くありました。



しかしこれからは、ゲームをすることがお金を稼ぐ一つの手段として認識される時代になりました。
実際、前述した「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」や「STEPN(ステップン)」などのブロックチェーンゲームでは、一時期は百万円以上を稼ぐ人も珍しくありませんでした。



最近では、「Play to Earn」にとどまらず、X to Earnという「Xを行って稼ぐ」という言葉が注目されています。
Xの部分に行為に関する名詞が入り、ある特定のゲームでその行為を行うことで稼げるようになるというモデルです。



たとえば、ブロックチェーンゲームである「STEPN」は、Move to Earn(動くことで稼げるゲーム)とも呼ばれ、歩くという行為を通してゲーム内で稼げるような仕組みになっています。
そしてPlay and Earnの時代へ【ブロックチェーンゲームだから広がる未来】



いま注目されているのは、ゲームを楽しむことをメインにしつつ、ついでにお金も稼げる「Play and Earn」です。
たしかに、「Play to Earn」ではゲームをしながらお金を稼げる時代になりました。
しかし、ブロックチェーンゲームをプレイする人の目的は、ゲームを楽しむことではなく、お金を稼ぐためである場合がほとんどでした。



その背景として、Axie InfinityもSTEPNも、一時期はゲームをプレイするために10万円以上の初期投資が必要であったということがあります。
初期投資が高額な上に、その初期投資も回収できない可能性があったため、純粋にゲームを楽しみたい人には入りづらい状況でした。



ただそれではお金を楽しむためにゲームをする人ばかり多くなり、日々の息抜きや楽しむためにプレイするというゲーム本来の魅力が損なわれてしまう可能性が出てきます。
そこで、ブロックチェーンゲームが「Play and Earn」の時代に突入するためには、以下のようなポイントが重要になってきます。
・初期投資は無料ないし低額になり、基本的にお金がないからそのゲームがプレイできないということはなくなる
・ゲーム体験(楽しむためのゲーム)を目的としてゲームを始めるユーザーがメインにするため、ゲームをプレイするメリットを「お金を稼げる」ではなく「ゲームが楽しい」に変えていく



これまでのブロックチェーンゲームでは、かけた初期投資を短期的に回収して、どれだけ多くの収益が得られるかを目的としたやり始めるユーザーが多くいました。
そのような場合、継続的にお金を稼げる仕組みをユーザーに提供し続けるのは難しいです。



「Play and Earn」では、ゲームを楽しんでいたら気づいたらお金が稼げていたという、ゲーム体験が主な目的で、稼ぐのはそのついでといったゲームの時代であり、それは持続可能な仕組みにもつながります。
多くの人が「楽しい!」と感じられるゲームをどれだけ増やせるかが、一つの鍵になるでしょう。
従来のゲームにないブロックチェーンゲームならではの可能性



「Play and Earn」の概念を普及させるには、楽しいゲームを提供できることが前提です。
その点、ブロックチェーンゲームには、従来のゲームではできなかった以下のような楽しみ方ができる可能性があります。
・ゲーム内で徹底的に鍛えた武器やレアアイテムなどを、ほかのゲームに持っていくことができる
・ゲーム内で自分がこだわりをもって作ったアイテムを、別のユーザーに売ることができる
・自分のキャラが死亡した場合、現実世界でも資産価値のある徹底的に鍛えたアイテムが失われるという究極のドキドキを体験できる
・MMO(大規模多人数型オンライン)ゲームなどで、上位ユーザーがゲームをやめるときなどに、アイテムをゲーム内のどこかに隠して、ほかの全ユーザーに探させるといったことができる
・遊戯王のブルーアイズホワイトドラゴンのように、世界に4枚しかないアイテムの奪い合いや収集などができる
・メタバースの世界で自由に生活できるようになる
上記の楽しみ方は、ブロックチェーンゲームでは理論的にできるというもので、どこまでそういった要素を入れるかはゲームの開発者しだいであるといえます。



これからブロックチェーンゲームが急激に増えていくのは間違いないので、アニメや映画でしか見たことがなかった世界や、これまで想像したことのない世界を楽しめる可能性は大いにあるでしょう。
ブロックチェーンゲーム(BCG)の3つの課題



ブロックチェーンゲームはまだ始まって間もないゲームモデルであるということもあり、以下のような課題があります。
・ゲームタイトルが多くない
・ブロックチェーンゲームだからできるゲーム要素の導入が進んでいない
・詐欺の被害に遭う危険性がある



まだまだ発展途上であるがゆえに、ブロックチェーンゲームの可能性が活かしきれていない現状や、新たな技術の導入につけ込んで人を騙そうとするような人が出てくる点に課題があります。
ゲームタイトルが多くない



ブロックチェーンゲームのタイトル数は、現状ではそこまで多くありません。
タイトル数が少ない理由は、大きく以下の3つです。
①ブロックチェーンゲームが本格的に注目されたのは2021年末頃と最近であり、開発に着手していてもまだ発売までに至っていない
②ブロックチェーンなどの新たな技術に対応できる開発者がまだ多く育っていない
③新たなゲーム分野であるため、様子見をしている開発会社が多い



上記の理由により「現状では」タイトル数が少ないですが、開発に言及している会社も多く、これから急激にタイトル数が増えていくでしょう。
ブロックチェーンゲームだからできるゲーム要素の導入が進んでいない



従来のゲームでは実現できなかった、ブロックチェーンゲームならではのゲーム要素の導入はまだまだ進んでいません。
たとえば、もっとも早く導入されると考えられる、ゲームで徹底的に鍛えた武器やレアアイテムなどをほかのゲームに持っていくことができるような要素についても、導入しているゲームは皆無に近いでしょう。



ブロックチェーンゲームならではの楽しみ方が可能であるといっても、実際にゲームの開発会社がその要素を導入しない限り絵に描いた餅です。
ゲームタイトル数が多くなるにつれて課題は解決していくと思われますが、現状ではブロックチェーンゲームならではの楽しみ方ができるゲームはほとんどありません。
詐欺の被害に遭う危険性がある



ブロックチェーンゲームは、稼いだお金を入れておくウォレット(財布)を作る必要などがあるので、詐欺などに遭う危険性は少なからずあります。
ウォレットからお金を抜き取るために、運営を名乗って必要な情報を抜き取ろうとする人も一定数いるでしょう。



新しい分野で人気のサービスが出てきた場合、そのサービスに付随して詐欺を行おうとする人が一定程度出てくるのは、どの業界においても同じです。
詐欺の手口にはどのようなものがあるのかをあらかじめ調べておいて、危機管理意識をしっかりもつように心がけましょう。
代表的なブロックチェーンゲーム(BCG)5選の紹介



代表的なブロックチェーンゲームは、以下のとおりです。
大きく話題になった順番で並べています。
①【CryptoKitties(クリプト・キティズ)】世界初のブロックチェーンゲーム
②【The Sandbox(ザ・サンドボックス)】メタバースといえばこのゲーム
③【JobTribes(ジョブトライブス)】長寿人気ゲームで日本初の認可暗号資産を導入
④【Axie Infinity(アクシーインフィニティ)】世界で大ブームを巻き起こした
⑤【STEPN(ステップン)】歩いて稼げるが日本のニュースに



上記以外でも有名なブロックチェーンゲームはたくさんあります。
今回はその中でもとくに話題となり、ブロックチェーンゲーム業界の転機にもなったような絶対に押さえておくべきゲームタイトルに厳選して、5つご紹介します。
【CryptoKitties(クリプト・キティズ)】世界初のブロックチェーンゲーム



ブロックチェーンゲームが注目されるようになったきっかけは、世界初のブロックチェーンゲーム「CryptoKitties」です。
CryptoKittiesは2017年末頃にリリースされたブロックチェーンの育成ゲームで、自分で育てた猫のキャラクターをほかのユーザーの猫と交配させたり、売買したりできるようになっていました。
自分のキャラを売買できる、たまごっちをイメージしてもらえるといいかもしれません。



キャラクターが約1200万円という非常に高い金額で売買されたのが大きなニュースとなり、一般のユーザーにも大きく注目されるようになりました。
急激に話題になったことで、ブロックチェーンに使われるネットワークが非常に混雑し取引に遅れが出たり、ガス代と呼ばれる手数料の金額が大幅に高騰しました。



ブロックチェーンゲームが注目されるきっかけを生み出したゲームであると同時に、今後の課題を提示したゲームであるといえます。
【The Sandbox(ザ・サンドボックス)】メタバースといえばこのゲーム



「The Sandbox」とは、メタバースと呼ばれる仮想空間上で展開されるゲームです。
LANDと呼ばれる土地を購入したり、レンタルしたりすることで、ユーザーはアイテムやサービスなどを作成できます。
Minecraftのイメージに近く、攻略すべきゴールなどは用意されておらず、The Sandbox内のメタバースの中を自由に行動できるゲームとなっています。
ボクセルアートと呼ばれる立方体を組み合わせたデザインのため、デザインがあまり得意でない人でも自分の作品を作成できるようになっています。



The Sandboxが自体は2012年からありますが、ブロックチェーンゲームとして開発に着手してきた経緯は以下のとおりです。
・【2018年】メタバース「The Sandbox」の構築開始
・【2019年】SQUARE ENIXなどの大手起業が「The Sandbox」に出資
・【2021年】アルファ版の公開



すでに1万人以上のLANDオーナーがおり、数億円以上の投資が行われているため、メタバースを構築するブロックチェーンゲームの代表格であるといえます。
【JobTribes(ジョブトライブス)】長寿人気ゲームで日本初の認可暗号資産を導入



「JobTribes」とは、2020年5月26日にβ版(試作版)のサービスを開始した、DEA社が提供するブロックチェーンゲームです。
リリース開始から 2年が経過しており、ユーザー数 は世界100カ国で240万人以上、月間アクティブユーザーも6万人います。
ゲームの内容は、 職業カードを用いるトレーディングカードバトルゲームで、 PvE(対CPU)のクエストと、PvP(対プレイヤー)の大会などを楽しむことができます。



課金なしの無料プレイでも、一月あたり200円相当のDEPを稼ぐことができるでしょう。
月に一度開かれる PvP大会で上位入賞したり、 NFT所有者だけが参加できるNFTクエストで勝つことができれば、さらに大きな額を稼ぐことも可能です。



なお、JobTribesをプレイすることで稼げる通貨のディープコインは、ゲームで稼げる「Play to Earn」銘柄の中で、日本で初めて金融庁に認可され、仮想通貨取引所に上場した暗号資産です。
DEA社では、このディープコインを基軸通貨として、色々なゲームを導入しています。



JobTribesを始めたい方や稼ぎたい方は、以下の記事で丁寧に解説していますのでぜひ読んでみてください。


【Axie Infinity(アクシーインフィニティ)】世界で大ブームを巻き起こした



ブロックチェーンゲームで最も有名と言われるゲームは、2021年に東南アジアで大ブームとなった「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」です。
「アクシー」というかわいい見た目のモンスターを所有・育成して、コンピューターやほかのプレイヤーと対戦して楽しむことができます。



このAxie Infinityのおかげで、Play To Earn(ゲームをプレイして稼ぐ)という言葉広く知られるところになりました。
前述したとおり、コロナで仕事を失った人がAxie Infinityで生計を立てていた話は、少し検索すれば無数に出てきます(今は稼げる額が下がってきていますが)。



Axie Infinityは、2022年9月以降にAxie Infinity Origin(アクシーオリジン)としてシステムを大幅に変更しました。
Axie Infinityも、Play to Earnの時代からPlay and Earnへ大きく舵を切って、稼ぐのがメインではなくゲームとしての楽しさを追求するフェーズに入ってきたといえるでしょう。



Axie Infinityとアクシーオリジンの違いや、アクシーオリジンの遊び方や稼ぎ方などは以下の記事でまとめていますので、参考にしてみてください。


【STEPN(ステップン)】歩いて稼げるが日本のニュースに



「STEPN」は、ブロックチェーンゲームの中でもMove to Earn(動くことで稼ぐ)とも呼ばれ、歩くという行為を通してゲーム内で稼げるような仕組みになっています。
STEPNでは、それぞれ特徴のあるスニーカーNFTを購入して、自分の速度に合ったお散歩を楽しみながらお金を稼げるということで非常に注目されました。
実際、STEPNは日本の雑誌やNHKなどのいくつかのテレビでも紹介されました。



「X to Earn」という、Xの部分に行為に関する名詞が入り、ある特定のゲームでその行為を行うことで稼げるようになるというゲームモデルが注目されるようになったきっかけは、このSTEPNです。
STEPNの初心者に向けて、歩いて稼げる仕組みなどを解説した記事を下記に用意してありますので、ぜひ気になった人は参考にしてみてください。


ブロックチェーンゲーム(BCG)の将来性



ブロックチェーンゲームの将来性については明るいと考えて間違いないでしょう。
ブロックチェーンゲームの将来性を考える上でのポイントをまとめると、以下のようになります。
・ブロックチェーンゲームは、注目されてから間もないのにすでにさまざまな結果を残している
・ゲームタイトル数の増加に伴い、ブロックチェーンゲームならではの要素が楽しめるタイトルが増えていくと予想される
・ブロックチェーンゲームの登場により、ゲームを楽しみながら稼げる未来が当たり前になる
・ブロックチェーンゲームを構築しているブロックチェーンやNFTの技術は、これからも飛躍的に伸びていくと予想される分野
・ブロックチェーンゲームの分野の可能性は無限大であり、生活・仕事・友情・恋愛などをゲームの世界で、いまの現実世界で行っている以上に充実させられる可能性がある



これまで解説したとおり、ブロックチェーンゲームはすでに大きな実績を残しています。
しかし、世界全体やゲーム会社、ユーザーなどがその仕組みにまだまだ追いついておらず、そのポテンシャルを活かしきれていないのが現状です。
メタバースなども含めたブロックチェーンゲームの可能性は無限大であり、関連技術も含めるとインターネットが登場した時代以上に私たちの社会に大きな変革を起こすのは間違いないといわれています。



ブロックチェーンゲームの将来性が明るい理由を一つひとつをここでは詳しく解説しませんが、これから急激に伸びていく分野であることは確実であるといえるでしょう。
ブロックチェーンゲーム(BCG)とは何かを知って、実際に始めてみよう!



ブロックチェーンゲームは無限の可能性があり、これまでゲームの楽しみ方や社会における役割を大きく変えるものです。
ブロックチェーンゲームがブームになった頃には、初期投資に10万円以上が必要で、始めたタイミングによってはその初期投資が回収できない人も多くいました。



しかし今では、無料ないしは数千円の初期投資で始められるものも多くあるので、コストがかかったとしても通常のゲームと同じような投資で始めることができます。
これから確実に伸びるといえるブロックチェーンゲームでは、これまでのゲームでは味わえなかったワクワク要素がどんどん追加されてくるでしょう。



ブロックチェーンゲームの可能性がより身近になって感動すること間違いなしですので、何か気になったブロックチェーンゲームがあったらまずはやってみてください。
ただし、詐欺をしようと近づいてくる人もいるので、そういった人には十分注意してくださいね。