TwitFi(ツイートファイ)は、Twitterでツイートするだけで暗号資産を稼げる「Tweet to Earn」プロジェクトです。
2022年12月19日にリリースされると、瞬く間にTwitFiのトークン(TWT)の価格が急騰し、注目を集めました。
12月20日にはTwitFiがTwitterでトレンド入りするほどまでに話題になりました。
TWTの急騰により早期参入した人は比較的高い収益を得ることができました。
しかし、TWTは12月20日のピークを境に一転大幅な下落を続け、12月22日現在でも下げ留まる様子がありません。
TwitFiは当初から運営陣が顔出しをしていない、ベンチャーキャピタルが入っていないなどの側面から、信頼性に欠けると言う人も多くいましたが、今後どうなるのでしょうか…?
この記事では、短期間で急激な上昇と下落を見せたTwitFiについて、概要とリスク、もう稼げないのか?という疑問についても解説していきます。
TwitFi(ツイートファイ)とは
TwitFiは、エッグNFTを孵化させてバードNFTを入手し、ツイートすることで暗号資産(TWT)を獲得することができるプロジェクトです。
獲得したTWTはゲーム内で使用したり、現金化することができます。
以前爆発的な人気を誇った、STEPNのTwitter版のようなプロジェクトと言ってもいいかもしれません。
TwitFiは、Twitterのアカウントとメタマスクなどのウォレットがあれば誰でも簡単に始めることができるのが特徴です。
エッグNFTは最初に一つだけもらうことができるので、無料で始めることもできますよ。
(イーサリアムのガス代:手数料は別途必要になります)
TwitFi(ツイートファイ)の始め方
TwitFiは、下記の手順で始めることができます。
①暗号資産取引所で口座を開設し、イーサリアム(ETH)を購入する
②メタマスクなどのウォレットを用意する
③TwitFiにウォレットを連携させる
④TwitFiにTwitterアカウントを連携させる
⑤バードNFTを入手する
①暗号資産取引所で口座を開設し、イーサリアム(ETH)を購入する
まず最初に、イーサリアム(ETH)を購入できる暗号資産取引所で口座開設をし、ETHを購入します。
TwitFiを始めるのに必要なエッグNFTは、ゲーム内のマーケットプレイスでイーサリアム(ETH)を使って購入できます。
無料のエッグNFTを入手するにもガス代(手数料)はかかりますので、ETHの購入はしておく必要があります。
ガス代はその時々で変わるので、最低3千円以上は入金しておきましょう。
ETHはbitFlyer(ビットフライヤー)やGMOコインなどの取引所で購入することができます。
bitFlyerの口座開設方法は下の記事を参考に行なってください。
②メタマスクなどのウォレットを用意する
エッグNFTを入手するには、ウォレット(暗号資産の財布)が必要になります。
ここではメタマスクを使って説明していきます。
メタマスクのダウンロード&登録はこちらから!
③TwitFiにウォレットを連携させる
ここからはTwitFi公式サイトで、ウォレットを連携していきます!
最初に下のボタンからTwitFiの公式サイトにアクセスし、右上の「PLAY」ボタンを押します。
「Connect Wallet」を押し、メタマスクと接続させていきます。
「Meta Mask」をクリックします。
ウォレットから署名を求められますので、「署名」をクリックします。
ウォレットが先に開きパスワードを求められた場合、先にウォレット画面でパスワードを入力してください。
④TwitFiにTwitterアカウントを連携させる
次に、Twitterアカウントを連携させます。
Twitterアカウントがない方は、先にアカウントを作っておいてください。
「Connect Twitter」をクリックします。
「サインイン」をクリックし、Twitterアカウントを紐付けします。
これで設定は完了です!
⑤バードNFTを入手する
TwitFiのログイン画面から「Market」に行き、エッグNFTを購入します。
最初は無料でもらえる「Common Egg」を購入してみましょう。
もちろん、最初から有料の「Rare Egg」を購入することも可能です。
メタマスクでガス代の確認をし、問題なければ「確認」をクリックします。
いよいよ卵を孵化させます!
「Go to Egg Page」ボタンを押して、獲得したエッグNFTを確認します。
「Hatching」をクリックします。
「Confirm」をクリックします。
BabyのバードNFTを獲得しました!
かわいい!!
「Go to Bird Page」をクリックすると、レベルやFeed(エサ)の残量など、バードNFTの状態を確認することができます。
バードNFTのレベルはA〜Eの5段階あります。
TwitFi(ツイートファイ)の遊び方
TwitFiは、バードNFTを所持した状態でTwitterで「#TwitFi」を付けてツイートすることで、TWTを稼ぐことができます。
エッグNFTのレア度によって孵化する鳥の確率が違う
エッグNFTにはコモン、レア、エピックといったレア度があります。
エッグNFTのレア度が高いほど、高レアのバードNFT(稼ぎやすい鳥)を入手できる確率が上がります。
TWTを獲得するには餌が必要
TWTを稼ぐには、フィードとよばれるバードNFTのエサ(エナジーのようなもの)が必要になります。
エサは1回のツイートごとに消費され、エサがなくなるとツイートしてもTWTを獲得することができません。
エサはバードNFTのレベルに応じて一定時間ごとに自動的に補充されます。
バードNFTのレベルを上げると補充される餌が増える
バードNFTのレベルが上がると、補充される餌の量も増えます。
バードNFTのレベルはTWTを使って上げることができます。
バードNFTはウイルスに感染する
バードNFTは、ツイートの数が多くなると一定の確率でウイルスに感染します。
ウイルスに感染したバードNFTは7日間TWTを稼ぐことができなくなりますが、ウイルスはTwitFi内で購入できる薬を使って治すこともできます。
ウイルスに合計20回感染してしまうとそのバードNFTはバーン(焼却処理)されてしまいます。
バードNFTを合成して新たな卵を入手できる
TwitFiでは、レベルC以上のバードNFTを2羽用意し、TWTを使って新しいエッグNFTを合成することができます。
合成するバードNFTのレベルが高いほど、高レアの卵が生成される可能性があります。
ゲーム内アイテム
TwitFiでは、より効率よく遊ぶためのアイテムが用意されています。
アイテムはマーケットプレイスで購入したり、NFTをバーン(焼却処理)して獲得することができます。
TwitFi(ツイートファイ)の稼ぎ方
ゲーム内で獲得したTWTはツイートしてから24時間で獲得でき、稼いだTWTの50%はすぐに換金できます。
残りの50%は1ヶ月後に換金できるようになります。
TWTを換金するには1回につき100TWTの手数料がかかります。
稼いだTWTは、ユニスワップ取引所(イーサリアムのブロックチェーン上に存在する分散型取引所)でイーサリアムなどの別の暗号資産に交換した後、国内の暗号資産取引所に送金することで日本円に変えられます。
TwitFi(ツイートファイ)は稼げた?
TwitFiのトークンであるTWTは、現在では下落しているものの、最高値でおよそ0.9ドルにまで高騰しました。
TwitFiは、最も効率の悪いひよこNFTでも1日あたり200TWT稼げるようになっています。
その50%が即時換金できるので、日本円に換算すると1日で11,700円稼げた計算になります。(ドル円130円として計算)
当時のRare Eggが0.1ETHだったので、およそ2日で原資回収できたことになります。
初期参入者の中には多数の鳥NFTを所持して、大きな利益を得ている方もたくさんいました。
しかし、一時1ドル近くまで上昇したTWTですが、投機家と利益確定の売り圧が強くなったことで大幅に下落し、12月22日の執筆時では0.14ドル前後で推移しています。
今後はピーク時のような大きな利益を目的とした後続の参入は難しいと考えられます。
TwitFi(ツイートファイ)はもう稼げない?
「TwitFiはもう全く稼げなくなったのか?」というと、そういうわけでもありません。(2022年12月22日現在)
2022年12月22日現在、TWTは0.14ドル付近を推移しています。
エッグNFT(Rare Egg)の価格は現在ガス代(手数料)込みで0.18ETHくらいなので、今のレートであれば8日間くらいで原資を回収することができます。
TwitFi(ツイートファイ)の持続可能性は?
私的には、今後TwitFiを持続させるためには、次のような課題を解決する必要があると考えています。
トークン購入以外での資金流入がない
TwitFiはSTEPNと同様に、新規プレイヤーによるNFT売り上げを運営と既存プレイヤーが分け合うモデルになっています。
そのため、初期に参入したプレイヤーは十分な利益を上げられたものの、後発のプレイヤーは稼ぐことができないという状況に陥ってしまいます。
TwitFiはポンジスキーム(配当金を約束して出資を募り資金を騙し取る詐欺)的なモデルではないかと指摘している人もいます。
稼ぐ以外のプレイ目的がない
TwitFiはツイートして稼ぐという以外のプレイ要素がありません。
TwitFiでは多くのプレイヤーにとって利益を上げる以外の目的がないため、どうしてもTWTの売り圧が高くなってしまいます。
持続可能なプロジェクトにするためには、プレイヤーに対して稼ぐこと以外の価値提供をする必要があります。
投資家の大量参入がプロジェクトを短命化させる
今回のTWTの急激な価格変動の背景には、実際にゲームをプレイしない投資家の動きがありました。
今後TwitFiを持続可能なプロジェクトにしていくためには、悪影響を及ぼす投資家をブロックする仕組みが必要になると思います。
TwitFi(ツイートファイ)のリスク
運営陣の情報がない
冒頭にも触れたように、TwitFiは運営陣の情報が表に出ておらず、資金援助している機関投資家の存在も発表されていません。
そのため、万が一運営陣がユーザーの暗号資産を持ち逃げしてしまった場合、取り戻すのが難しくなってしまいます。
もちろん、「運営陣の情報がない=100%詐欺」とは言い切れません。
しかし、ユーザーは大切な資産を守るため、あらゆるリスクを考慮しておく必要があります。
この場合のリスクについてはこちらの記事で解説しているので、ぜひご一読ください。
Twitter社による規制
前述した通り、TwitFiはスポンサーを募り、広告収入を得ていくという戦略を発表しました。
これは、「#TwitFi」のハッシュタグを広告キャンペーン用のタグに変更し、ユーザーのツイートにより拡散する手法だと考えられます。(2022年12月23日現在、詳細は未発表)
しかし、ハッシュタグを使った広告展開は既にTwitter社が行っているため、Twitter社から規制が入る可能性もあります。
Twitterを使う仕組み上、Twitter社の対応次第で突然アカウントを凍結されるリスクも十分に考えられます。
TwitFi(ツイートファイ)は余裕資金の範囲内で遊びましょう
この記事ではTwitFiの概要や持続可能性、リスクなどについて解説しました。
他のブロックチェーンゲームに比べて懸念事項はありますが、現時点でまだまだ稼げている人も多いプロジェクトでもあります。
情報を常にチェックしつつ、余裕資金の範囲内で楽しみましょう。