この記事では、ペガクシーの初期設定が完了した人に向けて、ペガクシーのスカラーシップやブリードで稼ぐ方法を解説していきます。
まだ設定が完了していない方は、こちらの記事をお読みください。

ペガクシー(Pegaxy)のブリード基礎知識

Pegaxyのブリードには、さまざまな因数が絡んでいます。
- ブロードコスト(VISとPGXの消費量)が、ブリード回数ごとに変化
- 血統と品種(優勢遺伝と劣勢遺伝)で生まれる馬が変わる
- ブリードのクールダウンタイムが品種によって違う
Pegaxyのブリードで収益性を高めて行くためには、これらの変数を見ながら、ブリードした馬をマーケットプレイスに出品したり、スカラーシップで貸し出したりしつつ、収益をシュミレートして行くことが必要となります。
それぞれ詳しく説明していきましょう!
ブリードコスト
Pegaxyの最大7回までブリードすることが可能で、世代を超えてのブリード(親と子、子供と孫など)も可能です。
ブリードにかかる費用(VIS)は、回数を重ねて行くごとに増えていきます。
ブリードカウント(BC) | 使用VIS | 使用PGX |
---|---|---|
0/7 | 2000 | 30 |
1/7 | 4000 | 30 |
2/7 | 6000 | 30 |
3/7 | 10000 | 30 |
4/7 | 16000 | 30 |
5/7 | 26000 | 30 |
6/7 | 42000 | 30 |
ブリードカウント0の個体と、2の個体を掛け合わせると、2000+6000=8,000VISと30*2=60PGVがかかる、ということです。
リアルタイムの価格を調べたい場合は、「Pegaxy日本語コミュニティ」管理人のハルさんが作成されたスプレッドシートで見ることができます。
なお、ブリードに必要なVISとPGXの数は、今後変更される可能性があります。
血統ついて
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Pagaxy で使用する競走馬(以下ペガ)には
- Zan(ザン)
- Klin(キリン)
- Campona(カンポナ)
- Hoz(ホズ)
の4つの血統があり、上から順番に血統のレアリティが高くなっていきます。
Hoz(ダークレッド)は最もレアな血統で、Zan(ライトピンク)は最もレアでない血統だ、ということですね。
これらの血統の違いは、クールタイムの違い(ブリード後/生まれた後に、次のブリードができるようになるまでの時間。後述)に関わってきます。
Pegaxyのブリードは劣性の血統遺伝が強い
上記の表を見ると、ブリードの際には希少性の低い方の血統が優位になるということがわかります。
例えば、最も希少価値の高いHozのオスと、3番目に希少価値の高いKlinのメスを交配させた場合、生まれてくるペガは必ずKlin系統になるということです。
これがわかっていれば、自分が欲しい血統のペガをブリードできるようになります。
ただし、Hozだからといって高く売れるわけでもなく、Zanだからといって安く買えるというわけでもありません。ペガの値段の決まり方は後述します。
品種について

ペガには品種(一般的なゲームにおけるレアリティ)の概念が存在し、全部で5つのランクに分かれています。
- Founding
- Legendary
- Epic
- Rare
- Pacer
「ペガはよりレアリティの低い親の、一つ下のレアリティで生まれてくる」という法則がありますので、雄のLegendaryとメスのEpicを交配した場合、必ずRareのペガが生まれるということです。
この法則を考えると、
- 最高レアのFoundingはブリードで生み出せない
- ブリードがされればされるほど、低いレアリティの個体が増えていき、高いレアリティの希少価値が上がる
ということに気づくかと思います。
Foundingは運営によって作られた最初の5000体で、希少価値が非常に高く、マーケットプレイスでも高値で取引されています。(最低価格の3倍〜10倍)
ただし、このレアリティは現時点で「レースで勝ちやすくなる」などの、ゲーム内での目立った特典が存在しません。
将来的に、どのような特典がつくのかは現時点ではわかりません。
<ブリードの鍵>クールダウンタイムを理解しよう

前述の通り、Pegaxyには、生まれてから初めてのブリードをするまで、あるいはブリードしてから次のブリードまで、クールダウンが必要になります。
そのクールダウンの時間が血統によって変わってきます。
また、生まれてから初めてのブリードをするまでの時間は全ての血統で96時間と決まっています。
Hoz | Campona | Klin | Zan | |
親ペガ | 24 | 48 | 72 | 96 |
子ペガ | 96 | 96 | 96 | 96 |
ブリードに使用した/生まれたペガはすぐにレースに出すことができないため、そこにもクールダウンが必要となります。
Hoz | Campona | Klin | Zan | |
親ペガ | 96 | 72 | 48 | 24 |
子ペガ | 96 | 96 | 96 | 96 |
そのため、クールダウンの時間ができるだけ小さくなるように、スカラーシップでペガを貸し出し、レースを走らせてVISを稼ぐのが非常に重要なポイントになります。
仕様が変更された背景
2022年2月28日以前は、回転率や収益性の高いHozが出回っており、運営側がそれを危惧したためアップデートを決定しました。
This is a big one, but I want you to remove your personal interests and think of the longevity of the game.
If we don’t make a change everyone loses. If we do, there’s a rebalance that temporarily hurts a few.
Please, look at the general data and let me know your opinion ❤️ pic.twitter.com/e8XvnlbKNl— Corey Wilton ☀️ (@RealCoreyWilton) January 26, 2022
つまり、こういうことになります。

Hozはレースまでの間VISを稼げなくなるため、よりブリード計画が立てにくくなる、というのが運営の狙いのようです。
3月7日にさらなるアップデートがされ、すべての血統のレースクールダウンが反転し、ホズのクールダウン日数が増え、ザンのクールダウン日数が減りました。また、ブリードに使用されたアダルトペガは、レースクールダウン期間(4日間)に入るため、すぐにレースに参加することができなくなりました。
どちらもブリードの量を抑え、レースに参加できる馬の数を減らすことによってうまく需要と供給バランスがとれるようにしている狙いがあります。
性別について
ブリードによって産まれるペガの性別は、オスメス50%の確率で生まれます。
現状では、外部要因で性別を決定させる要素は実装されていません。
ホワイトペーパーには、今後性別に影響を与えるアイテムの実装も示唆されています。
スカラーシップ(レンタル)を使って月利100%を出す方法
まずはブリードではなく、Scholarshipで稼いでいく方法を解説していきます。
一番安いペガの探し方
安くペガを購入したい人は、マーケットプレイスのフィルター機能を使って探していきます。

「Listing type」タブから「Fixed Price」を選びます。(※「Auction」はオークション形式で、即購入ができません)
そのあと「Sort By」タブから「Price[Low-High]」を選びます。これで安い順にペガが並びます。
画像上の最安値は1227$ですので、約140,000円が購入金額となります。
原資回収シミュレーション
この馬を購入した場合のシミュレーションは以下のような手順で行います。
前述の https://www.pegaxy.tech/inspector/ のサイトにペガのIDを入れます。

するとデイリーの獲得平均VISが237.8VISであることがわかります。
この時点で、1VIS≒19円でしたので、1日で稼げるのは平均19*237.8=4518.2円となります。
そのため、原資改修までの期間は、140,000÷4518.2≒31日だと割り出すことができます。
しかしこれは、VISの値段の上下によってかなり変わってきますので注意してください。
VISのClaim方法
稼いだVISをClaim(MetaMaskへ着金させる)のは2週間に1回可能です。
「MY ASEETS」タブの「MY PROFIT」ページで、獲得VISとClaimまでの残り日数が表示されます。
Claimが可能な状態はボタンが青色、不可能な状態だとグレー色になっています。
青色の時にクリックすれば、VISがMetaMaskに反映されます。
VIS・PGXの日本円への現金化
現金化は、これまでやってきたことの逆をやればできます。
- Kyberswapで、VIS(PGX)→USDTへスワップ
- MetamaskからBINANCEへUSDTを送金
- BINANCE内で、USDTをJPYに換金
ブリードにおけるスカラーシップの注意点
Pegaxyのブリードで収益を出すためには、クールダウンの時間を活用したスカラーシップが必須です。
2022年2月28日から始まるアップデートで、ブリードで生まれたペガのエナジーは0になります。
レースのクールダウン時間が0になった後にエナジーが回復するようになります。
Pegaxyは、現状プレイヤーのスキルが必要なく、極端なことを言えば「ただ馬を走らせて、確率で入賞し、仮想通貨を稼ぐゲーム」です。
※現在のゲームシステムはユーザーからあまりにランダム性が強いという意見が多かったので、多くのペガを持つギルドが有利にならないようにテコ入れの予定です。
そのため、AxieInfinityのように
- 「どんなスカラーを雇うのか?」の採用コスト
- 「スカラーをどう教育するのか」の教育コスト
がかかりません。
また、NFT(=ペガ)の送付や返還もワンクリックででき、収益の分配もあらかじめ決められたレートで自動で行われるため、マネジメントもとても簡単です。
Pegaxyスカラーシップの3つの報酬体系
利益分配システム(シェアプロフィット)

利益分配システムの場合は、貸し手が決めたレートで自動で収益が分配される仕組みです。
およそ5%〜10%の割合で貸し出されることが多いです。
マーケットプレイスの「RENTING」タブから「SHARE PROFIT」を見ると、出品されているペガを一覧で見ることができます。
このシステムは、借りる側が無料で借りられるため、非常に競争率が高いのが特徴です。そのため、出品された瞬間にエントリーしても「他のユーザーに借りられています」というエラーが出て、借りることがほぼできません。
一方、貸し手側からすると「出品した瞬間に借りられて行く」ので、非常に効率的です。
ただ中にはボット(システムで自動的にエントリーしている)アカウントもあり、借りるだけ借りて、実際に馬を走らせないアカウントがいるので要注意です。
そういうアカウントがいた場合、貸しているだけ機会損失です。
貸し出して2~3時間経ってみてレースをしていないようなら、すぐに没収(Takeback)して別の人に渡してしまいましょう。

固定賃料システム(レンタル)

レンタルは、2日間で175PGX・1日間で99PGXといった具合に、期間と報酬をオーナーが設定してペガを貸し出す仕組みです。
マーケットプレイスの「RENTING」タブから「PAY RENT FEE」を見ると、出品されているペガを一覧で見ることができます。
レンタルは借りる側(スカラー)から見れば、お金を払えば確実にペガを借りられるので良いですが、ブリードという観点から見ると大きなメリットがそこまでありません。
なぜならば、固定レンタルでの貸し出しにはなかなか借り手がつかない=クールダウン時間が無駄になるからです。
ダイレクトレンタル(固定のウォレットに貸し出す)

ダイレクトレンタルは、マーケットプレイスを介さずに指定のアカウントに貸し出すやり方です。
ダイレクトレンタルは既に固定のスカラーを雇っている人、特定のスカラーに機会提供をしたい、という人向けの機能です。
当サイトを運営するLGGも、Discord内でスカラーを募集しています。
毎日21時に募集をかけて、エントリーのあった人の中から抽選でペガを貸し出す、という運用方法を採用しています。(現在は新規応募を停止しています)
こちらはギルドへのエンゲージメントを高めるための施策として採用している人が多いです。
他にも、「プロフィットシェアで貸したときに、しっかり働いてくれた人にもう一回名指しで貸したい場合」などにも使えます。
サボりスカラーに遭遇するのが防げるというメリットがあります。
固定のスカラーを採用する必要がない人は、「SHARE PROFIT」でマーケットプレイスから貸し出しましょう。
スカラーシップを始めるための手順
2022年2月28日から始まるアップデートでは、レンディングシステムの見直しが検討されています。
具体的には明らかになっていないので、情報が発表され次第、記事も更新します。
実際にスカラーシップを始めるためには、以下の手順が必要です。
マーケットプレイスの「MY ASSETS」から「MY PEGAS」で貸し出したいペガを選択します。

- Transfer:名前変更
- Sell:ペガを売る
- Rent out to Race:レース用にペガを貸し出す
- Rent out to Breed:ブリード用としてペガを貸し出す
の4つのタブが表示されるので、ここでは「Rent out to Race」を選択します。

ペガのレンタルには、「Pay rent fee」と「Share profit」があります。
- 「Pay rent fee」は固定賃貸システム
- 「Share profit」は利益分配システム
「Share profit」の方がスカラーを探す手間がないため、固定のスカラーを持っていない人は、こちらをオススメします。
あとは、スカラーへの報酬のパーセンテージを決めます。(画像では10%)

あとは、「Approve Pega #number」のボタンを押して、「List to Rent」を押せばマーケットプレイスに公開されます。

貸し出したペガを没収したい場合は、「Take Back」のボタンで可能です。
貸し出してから1時間は没収できないので注意してください。
一度、ペガを貸し出したら、あとはスカラーさんがゲームプレイを勝手にやってくれるので、放置していれば問題ありません。
スカラーさんへの支払いもシステムが自動で行ってくれて、自分の取り分だけがウォレットに残ることになります。
繰り返しになりますが、2~3時間後に、レースを走り出していなかったら(エナジーが25から減っていなかったら)時間がもったいないので没収してしまった方がよいです。
以上がスカラーシップのやり方です。
実際のブリード手順

実際のブリードのやり方は以下の通りです。
- マーケットプレイスを開いて、「BREEDING」を選択
- 所有ペガが左右にオスとメスで一覧で並ぶので、ブリードしたいペガを選択
- 「APPROVE VIS」と「APPROVE PGX」をそれぞれクリックし、必要な資金をセットする
- ペガの名前を決めてブリードを押せば完了
やり方自体はとても簡単です。
ブリードはレンタルしたペガでも可能ですが、「Reantal Fee」がかかってしまいます。

この「Rental Fee」は非常にコストが高いため、採算が取れません。
そのため、現状ではレンタルブリードで収益を出すのは困難です。
ブリードの注意点
ペガの売却時に3%の手数料がかかります。収支計算上、無視できないので、必ず計算に入れておきましょう。
今後、基本ステータスのナーフやギア、餌によるブーストなどが入ってくる予定です。
そのためブリードしたペガの価格が需要と供給の問題で急に変更する可能性があります。
例えば、ブリードカウント7/7までいったペガは、前までかなり安い値段で売られていました。
しかし、オフィシャルが「7/7のペガを使い道ないと思うから、競技場を買うのに使うのかどうだろう?」とTwitter上で意見を求めた瞬間に、価値が爆上がりする、といったことがおきました。
逆のケースも十分に考えられますので、注意が必要です。
まとめ
以上が、Pegaxyのスカラーシップやブリードの概要です。
Pegaxyの仕様が変わるたびに、この運用方法も変わっていきますので、仕様が代わり次第この記事も更新していきます。
また、資金に余裕があり、ブリード運用を始めたい方向けに、ブリード運用の最適解をこちらのnoteで解説しています。
よければそちらも参考にしてください。